〝 響 〟(広く伝わる)後世に残るお仏壇つくりをテーマにし、平成20年に創業100年を記念して特別なお仏壇を製作しました。職人集団だからこそ出来る、木地、彫刻、金具、蒔絵の高級仕様。職人の技を遺憾なく組み込んだ “響シリーズ”
量産することを目的とせず、皆様のご先祖様への思いを一番と考え、心をこめて製作しました。
伝統が生んだ匠の技、この飛騨高山にも仏壇を知り尽くした職人がいます。
その職人たちの技が集まり、高山の地で製作されるのがこの〝 響 〟です。
1、檜(ヒノキ)作り、
お仏壇の素木地は国産檜(ヒノキ)材をホゾ組にて製作致します。
また、サイズや彫刻(桐に鳳凰・親鸞一代記)などお客様の希望にも対応できるよう、心がけております。
2、違い長押(なげし)
一般的に見られるお仏壇の長押(なげし)は一直線、またはうねり長押で、飛騨高山仏壇のように中央が段違いに高くなっているものは他にあまり見られません。お寺同様に宮殿を拝み込みが良いのも特徴です。
欄間の彫りは変則的な型になり、また、障子は長さが違う2種類が必要になり手の込んだ作りとなります
3、研ぎ出し蒔絵(とぎだしまきえ)
障子の腰板、各引出しのには、手書きの蒔絵が木目出しされた塗板の上に描かれます。
図柄を描き、幾種類もの金粉を蒔き、その上に施した漆を研ぎ出す事で立体感や、見る角度による光沢の変化は最高技術の結晶です。
高山仏壇独特の三方開きは、戸と障子がそれぞれ横の壁にも施され、まるで翼のように開きます。丸柱も独立して、より一層豪華になります。
また、仏具の輪灯を前柱の外側に配置出来る為に、お仏壇の中が広くなり、ゆとりがある仏具のお飾りが出来ます。
お仏壇に使われる銘木ケヤキには、玉杢(たまもく)という珍しい木目が見られます。
杢というのは天然木が育つ過程で自然にできた模様ですので、二つと同じ形は存在しません。
だからこそ、木目を魅せる春慶塗りを施し趣き深い仕上がりにします
6、錺金具(かざりかなぐ)
仏壇の随所にきらびやかなアクセントとなっている「錺金具」ですが、まず、銅をなまして柔らかくするし、それを裏面から叩き出し、表面に盛り上がった部分を彫る、大変な時間と技術が必要な作業です。 その後、金メッキをします。
彫りの繊細さ、リアルさが違う。たとえば、菊を彫ったものは、まるで生命が宿ってるかのように、小さい花びら一枚一枚が生き生きしてます。技とセンスが一体となったとき、後世にも残るものが出来あがります。
飛騨高山小型仏壇
高さ64㎝ 台幅46㎝ 奥行37㎝
卓上タイプ
価格 ¥1,782,000 (税込)
桧造り、漆塗り、手打金具、高蒔絵等
20号高山三方開き
高さ154㎝ 台幅64㎝ 奥行53㎝
仏間幅110cm前後
価格 ¥3,888,000 (税込)
桧造り、漆塗り、手打金具、研ぎ出し蒔絵等
34号高山三方開き
高さ178㎝ 台幅110㎝ 奥行78㎝
仏間幅170cm前後
価格 ¥6,000,000~
桧造り、漆塗り、手打金具、研ぎ出し蒔絵等
40号高山三方開き 入り宮殿 堂造
高さ174㎝ 台幅123㎝ 奥行74㎝
雨戸高160㎝
仏間幅260cm前後
価格 ¥14,040,000
桧造り、漆塗り、手打金具、研ぎ出し蒔絵等
年間製作台数は1台のみ。受注生産で対応いたします。
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