飛騨春慶とは

飛騨春慶とは岐阜県高山市に江戸時代より伝わる飛騨高山の伝統工芸です。
簡素かつ素朴でありながらも、優雅で艶やかなその美しさと存在感は、古くから多くの茶人たちを魅了して来ました。1975年(昭和50年)には、国(通商産業省)の伝統的工芸品にも指定されています。

飛騨春慶の特徴

飛騨春慶は、天然の木目の美しさをそのまま活かした、琥珀色や鼈甲色といった透明感のある塗りが大きな特徴です。
いくつもの作業工程を要し、木地職人と塗り職人の異なる「飛騨の匠」の経験と伝統の技により完成されます。
また、時間の経過と共に木目がより浮き出て、独特の味わいが深まります。経年による風合の変化も飛騨春慶の大きな魅力です。


飛騨春慶の歴史

金森宗和

春慶塗は江戸時代初期の慶長年間に、当時の高山城主重頼の長兄、金森重近公(後の金森宗和)の時代、木匠高橋喜左衛門、塗師成田三右衛門によって蛤形(はまぐりがた)の盆が作られ重近公に献上されたのが創始であるといわれています。
微妙な光と影がおりなす艶、妖しいまでに美しい繊細な色調に魅せられた重近公は、茶道の名器“飛春慶”にあやかり春慶塗と命名したと伝えられています。


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